ダウは、小幅続落して23ドル安の25450ドルで引けた。朝方は低調な雇用統計を受け手の先物売りに押されたが前日にある程度の現物売りの第１陣は出尽くしていたようで、現物の売りは最初の15分で終了し、後は空売りと証券各社の買い支えの戦いになった。結果引け際には売りも諦める格好に。このまま少なくともボリンジャーバンドの中央線までは戻ると考える。その上に窓があるので、戻りの勢いが強ければそれも埋めにくるだろう。
そこからの展開は、下値を徐々に切り下げながら、戻り売り〜切り返し〜戻り売り〜が何回か繰り返されると想定する。今回の戻り相場は5000ドル以上にもなるので、それぐらい繰り返さないと積み上がった現物が売りさばけない。証券、投資顧問各社の腕の見せ所と言えるだろう。

日経先物は、こちらも前日にある程度の現物売りは出尽くしていたと読んで、適度な下値をつけた場所から大きく戻している。これを受けて日経平均も戻してくると考える。為替ももう一山作ってくるだろう。

（追記）3/11 15:15
日経平均は、小幅のびて99円高野21125円で引けた。朝方に新安値をつけた後切り返した足でたくり線とも見える。当面の底入れを示唆していると考える。ダウ先が軟調なのが気がかりだけれども。